2025年11月10日、東京・新宿FACEで開催される「Sareee-ISM Chapter IX」。
そのメインイベントに発表されたカードが、女子プロレス界を熱く揺らしている。
それが――Sareee&鈴季すず VS なつぽい&橋本千紘。
Sareeeと“なつぽい”は、かつて「前世姉妹」として仲の良さがファンの間でも知られていた。しかし、最近は「口を利いていない状態だった」と報じられ、ファンの間では「二人の間に何が起きたのか?」という憶測が飛び交っていた。
そんな中で実現するこのタッグカード。Sareee自身が「今、なつぽいに伝えたいことがある」と語るなど、単なる試合ではなく“想いのぶつかり合い”となることが確実だ。
この記事では、この注目のSareee×なつぽい再会タッグの背景・意図・見どころを徹底解説していく。
Sareee-ISMとは?女子プロレスの“本質”を掲げる舞台
Sareee-ISMは、女子プロレスラー・Sareee(藤村沙里)が主宰する自主興行シリーズである。
WWE帰国後の2023年に始動し、現在までに8回の開催を重ねてきた。
このイベントの最大の特徴は「団体の垣根を越えた純粋な闘い」。
Sareee自身が掲げるテーマは、“闘いの本質を取り戻す”という信念。
プロレスをエンタメではなく「真剣勝負」として描きたい――その想いが詰まった興行だ。
過去にはスターダム、SEAdLINNNG、マーベラスなど、所属の枠を越えた選手たちが集結。
女子プロレス界の“夢のカード”を次々と実現させ、ファンからは「Sareee-ISMこそ女子プロレスの現在地」と高く評価されている。
Sareee×なつぽい――断絶から再会へ。友情と闘志の物語
二人の関係性と“沈黙”の期間
Sareeeとなつぽいは、SNSやYouTubeで仲睦まじい姿を見せていた「前世姉妹」として知られる。
しかし、2024年頃から両者の共演が途絶え、「最近は口も利いていない」とSareeeが明かした。
ファンの間では「何か確執があったのでは?」と話題に。
Sareeeは会見でこう語っている。
「なつぽいには、伝えたいことがある。プロレスラーとして、彼女にしか伝えられない言葉がある。」
この言葉に対し、なつぽいも応じた。
「Sareeeのことはずっと見ていた。きっと、リングの上でしか話せないことがあるんだと思う。」
互いを認め合いながらも、距離ができた二人。
その再会の舞台が、よりによってSareeeが主宰するSareee-ISMだというのも、運命を感じさせる。
11月10日のカードが持つ“意味”
この大会のメインカードは、Sareee&鈴季すず VS なつぽい&橋本千紘。
いずれも女子プロレス界のトップ選手でありながら、個性も戦い方もまったく異なる4人がぶつかる。
Sareeeと鈴季すずは「魂のぶつかり合い」を信条とする熱いファイター型。
対して、なつぽいと橋本千紘は、スピードとパワーで“感情”を表現するタイプだ。
特に注目されるのが、Sareeeとなつぽいがタッグとしてではなく敵として立つ構図。
互いの信頼・友情・憧れ・誇り――そのすべてが、リングの上で爆発する瞬間が見られるだろう。
プロレスの枠を超えた“人間ドラマ”
このカードの魅力は、単なる技の応酬ではなく“人間関係”そのものにある。
Sareeeは帰国後、女子プロレスの再生を使命に掲げてきた。
一方のなつぽいは、スターダムの中心で「アイドル性×闘志」を体現してきた存在。
二人はそれぞれの立場で成功を収めながらも、交わることを避けてきた。
しかし、今回のSareee-ISMでは、**リング上でしか語れない“本音”**が交差する。
SNS上ではファンから「この二人が並んで立つだけで泣ける」「和解でも対立でもいい、見届けたい」という声が続出。
彼女たちの物語は、女子プロレスという枠を超えて、“友情と誇りのドラマ”として注目を集めている。
Sareee-ISM Chapter IX の見どころまとめ
- 断絶と再会のストーリー性
─ リング上で語られる“言葉にできない想い”。 - 団体の垣根を超えたカード構成
─ Sareee、鈴季すず、橋本千紘…いずれもトップ選手が揃う。 - 女子プロレスの未来を照らす一夜
─ Sareeeが“本気の女子プロレス”を再定義する試み。
女子プロレス界にとって、この大会は単なる興行ではなく「時代の節目」とも言える。
友情の形、闘いの意味、そして“プロレスの原点”を観る夜になるだろう。
まとめ
Sareeeと、なつぽい。
かつては姉妹のように笑い合い、そして今、沈黙を経て再び向かい合う。
Sareee-ISM Chapter IX(11月10日・新宿FACE)は、単なる試合ではなく「関係修復」「決意表明」「未来宣言」――そのすべてを内包した舞台だ。
リング上で交わされる視線、受け止める技、そして最後の握手(あるいは拒絶)まで。
一瞬たりとも目が離せない。
女子プロレスの“本気”を見たいなら、この夜を見逃すべきではない。


