【激闘完全レビュー】Sareee vs 朱里(2025.10.13)新日本プロレス両国大会!IWGP女子王座が生んだ名勝負のすべて

Sareee

2025年10月13日、新日本プロレスのビッグイベント「King of Pro-Wrestling 2025」で行われた、IWGP女子選手権試合──王者Sareee vs 挑戦者・朱里
この一戦は、女子プロレス史に残る名勝負と呼ばれるほどの激戦となりました。
Sareeeの代名詞ともいえる裏投げが炸裂するたびに、会場のボルテージは最高潮へ。対する朱里は、驚異の打たれ強さと冷静な戦略で王者の猛攻を凌ぎ切り、ついに“朱世界”でSareeeを撃破。
試合時間14分56秒という濃密な闘いの末、IWGP女子王座が新たな手に渡る結果となりました。
本記事では、試合の詳細レビュー、二人の戦略、そしてこの試合が女子プロレス界に与える影響を徹底解説します。


Sareee vs 朱里 ― 試合の概要と結果

2025年10月13日、東京・両国国技館で行われた「King of Pro-Wrestling 2025」。
新日本プロレスが誇る最高峰タイトルのひとつ、IWGP女子選手権試合 にて、王者Sareeeが4度目の防衛を懸けて朱里を迎え撃ちました。

試合形式は60分一本勝負。序盤からSareeeは圧力をかけ、強烈なチョップと裏投げを繰り返し仕掛ける展開。特に3連発の裏投げシーンでは、朱里がマットに叩きつけられながらも立ち上がる姿に、観客がどよめきました。

中盤以降、朱里がカウンターのミドルキックを軸にペースを奪取。最後は、Sareeeの渾身の裏投げをしのいだ後、“朱世界”で一気にフィニッシュ。
14分56秒、朱里が王者を撃破し、新IWGP女子王者 の座に輝きました。

この勝利により、朱里は再び頂点に立ち、Sareeeは惜しくも4度目の防衛に失敗。しかしその内容は、まさに「負けてなお強し」を印象づける壮絶な試合内容でした。


試合内容の徹底レビュー

序盤―Sareeeの圧力と朱里の受け

開始直後から、Sareeeは王者としての威厳を示すように攻勢に出ました。
重く鋭いチョップ、スープレックス、そして裏投げ。朱里を完全に押し込む流れを作り、「これぞSareee」というプロレスを展開。

しかし、朱里はただ受けるだけではありません。ダメージを受けながらも、相手の動きを観察し、反撃の機会を冷静に待つ姿勢が光りました。この“耐える構図”が、試合の緊張感を高めていきます。

中盤―技の応酬と心理戦

試合中盤では、Sareeeの力技に対して朱里が蹴り技で応戦。
特に膝蹴りからのスピンキック、そして関節技への流れは見事の一言。観客も息を呑む攻防が続きました。
心理的にも、Sareeeが「押しているのに崩せない」焦りを見せ始め、朱里は少しずつ試合の主導権を握っていきます。

終盤―朱世界が炸裂!

終盤、Sareeeは再び裏投げを4連発。しかし朱里は驚異的な根性で立ち上がり、最後は渾身の“朱世界”で逆転フィニッシュ。
まさに「心で勝った試合」と言える結末でした。

この瞬間、会場全体がスタンディングオベーション。女子プロレスが持つ“本物の闘い”の価値を、新日本プロレスのリングで証明する一戦となりました。


Sareeeと朱里、それぞれの立場から見る意味

朱里にとって、この勝利は“返り咲き”であると同時に、新日本女子部門の未来を担う責任を背負う瞬間でもあります。
再びIWGPのベルトを腰に巻いた朱里は、「1.4東京ドームでこのベルトを防衛する」とコメント。今後の展開に期待が高まります。

一方で、Sareeeにとってこの敗戦は決してネガティブなものではありません。
むしろ、王者としての存在感と、観客の心をつかむ闘いぶりによって、彼女の評価はさらに上昇。再挑戦や別路線でのタイトル戦線参戦など、新たな可能性を感じさせます。

両者の関係性は、「宿命のライバル」として女子プロレス史に刻まれることでしょう。


試合後のコメントと今後の展望

朱里は試合後、「これが朱世界だ」と力強く宣言。
また、Sareeeについて「この人がいたから、私はここまで来られた」とライバルを称える発言も話題に。
お互いをリスペクトし合うコメントが飛び交い、女子プロレス界全体に前向きなムードをもたらしました。

今後は、朱里の初防衛戦、Sareeeの再挑戦、そして他団体からの挑戦表明など、IWGP女子戦線の広がりが予想されます。
2026年の東京ドーム大会では、この二人が再びメインカードに立つ可能性も高く、ファンの間では“次の名勝負”への期待が高まっています。


まとめ

Sareee vs 朱里(2025年10月13日)は、技術・気迫・ドラマのすべてが詰まった最高の女子プロレスでした。
Sareeeの王者としての誇り、朱里の再起への覚悟。二人の物語が交差したこの一戦は、IWGP女子王座の価値を一段と高めたと言えるでしょう。

女子プロレスが「熱狂を生むコンテンツ」として確立されつつある今、彼女たちの存在はまさにその象徴。
この試合をきっかけに、新日本プロレスの女子部門がさらに盛り上がることは間違いありません。

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