新日本プロレスの冬を熱くするタッグの祭典「WORLD TAG LEAGUE 2026」。今年は全16チームが2ブロックに分かれ、12月の優勝決定戦を目指す。
王者組K.O.Bに、辻陽太&ジェフ・コブ、ウルフアロン&ボルチン・オレッグという強烈な新コンビ。さらに実績十分の毘沙門、そしてタイチのパートナー「X」も参戦する。組み合わせを見るだけで、各地の大会が待ち遠しくなる顔ぶれだ。
出場チームをブロック別に紹介しながら、リーグを楽しむポイントと優勝争いを考えてみたい。予想はあくまで筆者の見立てです。
大会方式と日程をチェック
A・B各8チームによるリーグ戦は30分1本勝負。勝ち2点、引き分け1点、負け0点、無効試合は両チーム0点となる。各ブロック上位2組が12月11日の鹿児島・いちき串木野大会の準決勝に進み、勝者が12月13日の熊本大会で優勝を争う。
11月21日藤沢は前哨シリーズ「Road to WORLD TAG LEAGUE」。公式戦は11月23日横浜のAブロック、24日福島のBブロックから始まる。大会情報は新日本プロレス公式発表で確認できる。
Aブロック:王者を包囲する新コンビ
上村優也&永田裕志
ヤングライオン時代に永田の付き人を務めた上村が、今度は隣に並んでリーグ戦へ。基本を大切にする二人が、組み立てと経験で巨大な相手をどう崩すか。永田の背中を見てきた上村の成長も見どころだ。
ウルフアロン&ボルチン・オレッグ
柔道の実績を持つウルフと、レスリング出身のボルチン。投げとパワーの破壊力は想像するだけで迫力満点だ。勝ち抜く鍵は、個々の強さをタッグの連携に変えられるか。試合を重ねるほど進化しそうな組み合わせである。
辻陽太&ジェフ・コブ
IWGP世界ヘビー級王者の辻と、圧倒的なパワーを誇るコブ。辻には1.4東京ドームでケニー・オメガとの王座戦も控える。シングル王者がタッグ戦線でどんな景色を見せるのか。強さを掛け合わせれば優勝候補だが、即席の連携が完成するまでの過程も楽しみだ。
Yuto-Ice&OSKAR(K.O.B)
IWGPタッグ王者として参戦する二人は、全チームから狙われる立場。王者を倒せば、その勝利はリーグの2点以上の意味を持ちうる。王座を背負う重圧の中、連係と勢いで包囲網を突破できるか。
大岩陵平&ハートリー・ジャクソン
前回大会をザック・セイバーJr.とのタッグで制した大岩が、今度はジャクソンと参戦。パートナーが変わっても頂点へ届くのか。力強い攻めがかみ合えば、連覇を狙う大岩の野望は現実味を帯びてくる。
カラム・ニューマン&ジェイク・リー
スピードのあるカラムと、長い手足を生かすジェイクが結成。異なる持ち味をどうつなげるかが最大の興味だ。1.4ではオスプレイとのシングル戦も決まっているカラムにとって、このリーグは自分の存在感を高める舞台にもなる。
SANADA&高橋裕二郎
独特の間合いと駆け引きを得意とするSANADAと、経験豊富な裕二郎。相手が力で上回っても、試合の流れを自分たちのペースに引き込めるか。真っ向勝負だけでは終わらない怖さがある。
ランス・アーチャー&アレックス・ゼイン
「モンスターソース」が再上陸。巨体を生かすアーチャーと、機動力に優れるゼインの違いがかみ合うと、対戦相手は対応に苦しむ。11月23日横浜では早速、王者組K.O.Bと対戦する。
Bブロック:実績と波乱が交差する
後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(毘沙門)
2021年から2023年に大会3連覇を達成した実績は、今大会でも大きな武器。長年培った連携と、苦しい展開を二人で乗り切る力は優勝争いの基準になる。新鮮なコンビが多い中、完成度で先行できるか。
海野翔太&小島聡
海野の勢いと小島の経験が交わる世代横断タッグ。攻め続ける気持ちを共有しながら、リーグを通して独自のリズムを作れるか。24日福島では、タイチ&Xと対戦予定だ。
真壁刀義&矢野通
長年の経験を持つ二人が参戦。真壁の荒々しさと矢野の読めない試合運びは、勝ち点計算を狂わせる存在になりそうだ。重たい一撃と意表を突く展開、どちらが飛び出すか。
タイチ&X
最大の謎はタイチのパートナー。11月5日の発表では「X」とされ、名前は明かされていない。相手の戦い方も事前に読みづらく、正体が分かる瞬間からBブロックの勢力図が動く可能性がある。
鷹木信悟&ドリラ・モロニー(WAR DRAGONS)
鷹木の重厚な攻撃とモロニーの爆発力。ぶつかり合いを望む相手には、真正面から熱い試合を見せてくれそうだ。HENARE&オーカーンとの初戦は、攻撃の重さを楽しみたいカード。
HENARE&グレート-O-カーン
重い打撃を持つHENAREと、多彩な攻めを見せるオーカーン。相手を消耗させてから仕留める形を作れれば手ごわい。WAR DRAGONSとの対戦で、両組の意地がどうぶつかるか注目だ。
成田蓮&シュン・スカイウォーカー
成田とシュンの組み合わせは、試合をどのような空気に変えてしまうのかが気になる。技だけでなく心理面の揺さぶりも含め、相手を自分たちの土俵に引き込めるか。24日には毘沙門と激突する。
ドン・ファレ&チェーズ・オーエンズ
かつてIWGPタッグ王座も獲得した経験あるコンビが再登場。ファレの体格とチェーズの駆け引きは、相手にとって厄介だ。久々のリーグで、積み重ねた連係がどこまで機能するか。
優勝予想:完成度か、未知の爆発力か
筆者がまず注目したいのは、AのK.O.Bと辻&コブ、Bの毘沙門とWAR DRAGONS。王者として狙われるK.O.B、圧倒的な個の力を備える辻&コブ、長年の連係を持つ毘沙門、そして激しい攻撃が魅力のWAR DRAGONS。勝ち上がり方にもそれぞれ違いがある。
ただしリーグ戦は一敗で終わらない。ウルフ&ボルチンが経験を重ねて一気に強くなるかもしれないし、タイチのXが予想を覆すかもしれない。完成されたタッグが守るのか、新たな二人が追い越すのか。各地の試合を追うほど、優勝候補の見方も変わっていくはずだ。
リーグ戦に向けて新日本プロレスを楽しむ
[広告]気になる選手のこれまでの試合を振り返りたい人は、Amazonの「NJPWWORLD for Prime Video」もチェック。配信対象の大会や料金、WORLD TAG LEAGUE 2026の配信有無は、最新の案内を確認してください。
NJPWWORLD for Prime VideoをAmazonでチェックする
出典:新日本プロレス公式・出場チームと大会規定/11.23横浜公式戦/11.24福島公式戦。情報は2026年11月8日時点。選手・日程は変更される場合があります。

