【新日本11.3広島】ケニーが辻陽太を撃破、オスプレイとカラム決裂――1.4東京ドームへ動き出した二つの物語

新日本プロレス

※この記事には広告が含まれます。内容は2026年11月4日時点の情報です。

2026年11月3日、広島サンプラザホールで開かれた新日本プロレス「POWER STRUGGLE」。東京ドームへ向かう道筋を大きく揺らしたのは、王者から直接勝利を奪ったケニー・オメガと、同じユニットにいながら拳を交えたウィル・オスプレイとカラム・ニューマンだった。

辻陽太の持つIWGPヘビー級王座への挑戦、そしてかつての師弟の一騎打ち。いずれも1月4日を見据えた要求が飛び出したが、選手の発言と正式なカード発表は別だ。本稿では広島で起きたことと、それぞれが背負う経緯を整理する。

ケニーが3WAYで王者・辻から直接勝利

スペシャル3WAYマッチは、IWGPヘビー級王者・辻陽太、STRONG無差別級王者ボルチン・オレッグ、AEWのケニー・オメガが激突するノンタイトル戦。終盤、辻がオレッグをファイヤーブラスターで追い込んだところへケニーが割って入り、流れを奪った。

ケニーはオレッグに片翼の天使を決めた後、辻にもVトリガーから片翼の天使。王者から3カウントを奪った。ベルトは移動しない試合だったが、王者自身が敗れた意味は大きい。第三者が勝敗をさらったのではなく、挑戦を望む選手が辻を直接仕留めたからだ。

試合後、ケニーはリング上で1月4日の王座挑戦を表明。バックステージでは、求めるのはチャンピオンになることだと強調し、会社を通して実現を目指す考えを示した。辻も結果を受け入れつつ、このまま黙ってはいられないと雪辱への思いを口にした。正式決定は新日本の発表を待ちたい。

10.12両国から続く、王者への挑発

発端は10月12日の両国。辻はG1覇者・大岩陵平を破って王座を防衛したが、試合後にケニーが現れる。世界王者を名乗る辻の姿勢を問い、挑戦を拒む王者に攻撃を加えた。

その場には、G1公式戦で辻に勝っていたボルチンもいた。ケニーが3WAYを提案したことで、挑戦を狙う二人と王者の関係が一本につながる。広島は、その構図を言葉だけで終わらせず、ケニーが勝利という結果で押し進めた一夜だった。

新日本の頂点を守る辻と、かつて同団体で頂点に立ち、現在はAEWで戦うケニー。もし東京ドームで王座戦が実現すれば、勝敗だけでなく、IWGPをどこへ持っていくのかという二人の考え方も問われる。広島の敗戦を辻がどう受け止め、どんな答えを出すのかが次の焦点だ。

オスプレイとカラム、王座戦で決定的な亀裂

IWGPタッグ選手権では王者組K.O.BのYuto-IceとOSKARに、オスプレイとカラムが挑戦。試合は18分18秒、カラムのイス攻撃による反則で王者組が勝利した。誤爆や口論を挟みながら連係も見せた挑戦者組だったが、最後まで意思は一つにならなかった。

二人はかつて師弟関係にあり、UNITED EMPIREで歩みを重ねてきた。今年、オスプレイがAEWで米国版エンパイアの構想を打ち出したことをきっかけに、カラムとの隔たりが表面化。10月の両国では王者のYuto-Iceが、オスプレイのパートナーにカラムを指名した。

カラムは広島前、自分が苦しい時にオスプレイは去ったという不満をぶつけた。一方のオスプレイは、互いが同じ側にいることを証明しようと呼びかけた。タッグ結成は和解への機会にも見えたが、試合中の凶器使用を巡る衝突が二人をさらに引き離す。

リング上で東京ドーム対決を要求、オスプレイも応じる

反則決着後、二人は乱闘。カラムはオスプレイのリーダーとしての立場を問い、1月4日の東京ドームでの対戦を要求した。オスプレイも新日本で積み重ねてきた経験に触れながら受けて立つ姿勢を示した。

教えを受けた側が、自分の時代を示すためにかつての先輩を超えようとする。対するオスプレイには、自分が築いてきたものをリング上で証明する理由がある。要求と受諾は確認できる一方、試合の正式発表や条件は今後の団体発表を確認したい。

広島大会を映像で振り返る

駆け引きや試合後の空気まで確かめたい方は、配信で振り返るのもおすすめです。Prime Videoの新日本プロレスチャンネルは月額888円、別途Amazonプライム会費が必要です。配信対象・料金は登録前にご確認ください。

[広告]NJPWWORLD for Prime Videoの配信を確認する

参考・出典

新日本プロレス:広島大会カードと経緯/プロレス格闘技DX:3WAY戦と試合後コメント/NJPW WORLD:IWGPタッグ戦結果/東スポWEB:オスプレイとカラムの試合後

タイトルとURLをコピーしました