【上谷沙弥 vs 渡辺桃】スターダム王座戦直前!お互いの覚悟と試合後に見えた“未来”とは

スターダム

2025年秋、スターダム女子プロレスの頂上決戦として注目を集める「上谷沙弥 vs 渡辺桃」。
かつて同じユニット「Queen’s Quest」で共に闘い、そして袂を分かった二人が、再び王座を懸けて向かい合う――。
上谷は守る者として、渡辺は奪う者として、それぞれの“想い”を背負いリングへ向かう。
本記事では、試合前に語られた二人の心境、そして試合後のコメントから見えてきた「覚悟と未来」を徹底的に追う。
単なるタイトルマッチでは終わらない、二人の物語の核心に迫る。


上谷沙弥 ― 王者としての責任と誇り

上谷沙弥は、ワンダー・オブ・スターダム王座最多防衛タイ記録を持つ名実ともにスターダムの象徴的存在。
今回の試合に向けて彼女が語ったのは、「このベルトを見せかけにしない」という強い意志だった。

「20分では足りなかった」「まだ見せたい景色がある」と語る彼女の言葉には、王者としての焦燥と覚悟がにじむ。
防衛戦のたびに重なっていくプレッシャーを力に変え、試合を“作品”として昇華させようとする姿勢が上谷らしさだ。

また、「赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を狙う」という宣言にも見られるように、
守るだけではなく“攻める王者像”を目指している。王座を自らのアイデンティティとして抱きしめながら、
その価値をさらに高めようとする姿勢がファンを惹きつける。

上谷にとってこの試合は、防衛戦以上の意味を持つ。
それは“今の自分”を証明し、“次のステージ”への橋を架けるための闘いなのだ。


渡辺桃 ― 奪う覚悟と変革の意志

一方の渡辺桃は、2025年の「5★STAR GP」優勝という大きな成果を経て、挑戦者としてリングに立つ。
彼女の言葉は常に明確だ――「王座を奪い取るために、ここに来た」。

この一言には、長年スターダムで積み上げてきた経験と、今なお進化を求める気概が詰まっている。
王者・上谷への挑戦は、単なる“リベンジ”ではない。自らのキャリアを塗り替え、
「かつての王者」から「新時代の旗手」へと進化するための試練なのだ。

試合後のコメントでは、「世界中のチャンピオンたちは覚悟しておけ」と力強く宣言。
これは国内のベルトだけでなく、海外タイトルへの野心も含まれている。
スターダムという舞台を超えて、世界へと広がる彼女の挑戦の序章――それがこの王座戦だ。


二人の想いが交差する王座戦

王者・上谷と挑戦者・渡辺。
かつて同じチームで戦った二人が、今や“守る者”と“奪う者”という対照的な立場で再び激突する。

上谷は「王者としての責任」を胸に、渡辺は「変わるための覚悟」を胸に、
互いの存在を最大限に意識し合っている。

この試合は、単なる勝敗の問題ではない。
それぞれが「どんなプロレスラーでありたいか」「このベルトに何を託すのか」という“生き方”を問う物語でもある。

上谷が王座を守れば、“王者の深化”。
渡辺が勝利すれば、“反逆からの再生”。
どちらに転んでも、スターダムの歴史に残る一戦となることは間違いない。


たった一度の前哨戦後のコメントで見えた“未来”

試合後、上谷は「渡辺桃、遂にこの時がきたな…。今日はドローだったけど、この最高で最強の戦いを制するのはこの私だ。プロレス界の主役はまだまだ譲らない」と語り、
次のステップ――赤いベルト、そして団体の象徴としての覚悟をにじませた。

一方の渡辺は、「そうかよ、沙弥様。今日はやり足りねえけど、それくらいがちょうどいいよな。11月3日、悪夢を見るのはお前だよ、上谷沙弥」とコメント。
決戦に向けての炎を燃やし続ける強い意志を示した。

両者のコメントから見えるのは、
“互いが互いを高め合う存在”であること、そしてこの戦いが
スターダムという舞台そのものを進化させていく起点であるという事実だ。


まとめ ― 覚悟が生む未来

上谷沙弥と渡辺桃。
彼女たちの闘いは、単なる王座戦ではなく“生き様のぶつかり合い”になるだろう。

上谷は「守る者」として、渡辺は「変わる者」として、
それぞれの道を歩きながらも、再び交わる瞬間を運命づけられている。

スターダムの歴史に刻まれるこの一戦は、
女子プロレスの可能性、そして「覚悟」が生む未来をファンに見せてくれるだろう。

決戦の日はもうすぐそこだ。

その日を楽しみにしています。

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