日本が誇る世界的女子プロレスラー、アスカ(Asuka)とカイリ・セイン(Kairi Sane)。
この2人がタッグチーム「カブキ・ウォリアーズ(The Kabuki Warriors)」としてWWEで築き上げてきた功績は、女子プロレスの歴史の中でも特筆すべき存在です。
2025年11月10日、アスカとカイリは米国ボストンで開催された「WWE Raw」にて、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス組を撃破し、ついに女子タッグ王座を再び奪還。
日本人タッグとして世界最高峰の舞台で3度目の栄冠を手にした瞬間は、多くのファンの胸を熱くしました。
本記事では、カブキ・ウォリアーズの王座獲得歴(各回の詳細)と、最新の試合経過、そして今後の展望をわかりやすく整理します。
カブキ・ウォリアーズとは?
カブキ・ウォリアーズ(The Kabuki Warriors)は、WWE所属の日本人女子レスラー「アスカ」と「カイリ・セイン」によって結成されたタッグチームです。
チーム名は日本の伝統芸能「歌舞伎(Kabuki)」に由来しており、華やかで攻撃的なスタイルを象徴。
アスカのテクニカルで圧倒的なスピード・打撃力と、カイリ・セインの空中殺法「インセイン・エルボー」が融合したことで、女子タッグ戦線において他チームにはない個性を発揮しています。
彼女たちは2019年に初めて女子タッグ王座を獲得して以降、WWEの女子部門を象徴するチームとして何度も王座戦線に絡み、歴史を更新し続けています。
王座獲得歴一覧(年別・対戦相手・防衛記録)
| 回数 | 獲得日 | 大会・番組 | 対戦相手 | 防衛回数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 2019年10月6日 | Hell in a Cell | アレクサ・ブリス&ニッキー・クロス | 5回 | 初戴冠。日本人チーム初の快挙。最長王座保持記録を樹立(180日以上)。 |
| 2回目 | 2024年3月11日 | Monday Night Raw | ケイデン・カーター&カタナ・チャンス | 3回 | 久々の再結成後、見事に王座返り咲き。 |
| 3回目 | 2025年11月10日 | Monday Night Raw(ボストン) | シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス | —(防衛中) | 現在の王者。介入劇を乗り越えて勝利。カイリのインセイン・エルボーで決着。 |
これまでの通算王座保持回数はチームとして「3回」、アスカ個人では「5回」、カイリ・セイン個人では「3回」となっています。
特に2019年の初戴冠時は、女子タッグ史上最長の保持期間を記録し、WWE女子タッグ部門の象徴的存在となりました。
2025年11月10日「Raw」での王座奪取の瞬間
2025年11月10日放送の『WWE Raw』(ボストン開催)では、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス組との激闘が展開されました。
試合中には、ナイア・ジャックスとラッシュ・レジェンドの介入があり、戦況は混迷。
しかしアスカが見事に流れを断ち切り、最後はカイリ・セインが得意の「インセイン・エルボー」でシャーロットを仕留め、3カウントを奪取。
公式サイトによると、この勝利でカブキ・ウォリアーズは3度目の女子タッグ王座を獲得し、再び女子タッグの頂点に返り咲きました。
試合後、アスカとカイリはリング中央で抱擁を交わし、アスカはマイクを握り「日本から世界へ。Kabuki Warriors、再び最強だ!」と叫ぶジェスチャーを見せ、観客の大歓声を浴びました(※実際のコメントは公式未掲載のため、現地レポート要約)。
アスカ&カイリの強さの秘密
アスカは総合格闘技的な蹴り技・関節技を武器に、相手を圧倒するスタイルが特徴。
一方のカイリ・セインは、感情表現と空中技を組み合わせたダイナミックなファイトで、観客を惹きつける天性のエンターテイナーです。
両者の持ち味を最大限に活かす「チーム戦略」が、Kabuki Warriors最大の魅力。
アスカが試合全体のペースを握り、カイリが試合を締めるという役割分担が確立しており、世界最高峰の女子タッグとして確固たる地位を築いています。
今後の展開と注目ポイント
今回の王座奪取を機に、Kabuki Warriorsは女子タッグ部門の再構築に大きな影響を与えると見られます。
次期挑戦者候補としてどういった抗争が繰り広げられるのか。
まずは、WWE公式が示唆している「War Gamesマッチ」への参戦が注目ポイントになりそうです。
防衛戦線でどのような展開が待つのか、今後のストーリーラインから目が離せません。
まとめ
カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)は、WWE女子タッグ部門における“最強日本人タッグ”として、再び歴史を塗り替えました。
2025年11月10日の王座奪還は、単なる勝利ではなく、彼女たちの“絆”と“進化”の証。
デビュー以来、異国のリングで戦い続ける二人が見せた団結力は、世界中の女子レスラーやファンに勇気を与えています。
今後もWWEの舞台で、アスカとカイリ・セインがどのような新たな伝説を作り出すのか——その動向に注目です。


