MIRAIとは誰か?マリーゴールドでの歩み
団体マリーゴールドの誕生とMIRAIの入団
女子プロレス界で注目を浴びてきたMIRAI(25歳)は、プロモーター・ロッシー小川氏が設立した新団体 マリーゴールド(Dream Star Fighting Marigold) の旗揚げメンバーの一人として活動してきました。マリーゴールドは2024年春に誕生し、スターダムを離れたロッシー小川が新たに創設した団体です。MIRAIは旗揚げ当初から「団体の顔」として試合に出場し、注目を集めました。
活躍の軌跡とシングル戦線での挑戦
タッグではツインスター王座戦線に絡み、ファンの支持を集めたMIRAI。しかし、シングル戦線ではタイトル挑戦こそ果たしたものの、王座奪取には至りませんでした。2025年の「DREAM STAR GP」でも思うように結果を残せず、本人にとっては悔しい経験が続いた時期でした。
退団発表の背景と真意
結果が残せなかったことの重圧
9月20日、新木場1stRING大会でMIRAIは退団を発表。「シングル戦線で結果を残せなかった」「自分自身を見つめ直したい」とファンに向けて正直な思いを語りました。団体の中心選手として期待される重圧は大きく、その中で自身の限界や課題を強く意識するようになったのです。
“やりたいこと”“できなかったこと”との向き合い
MIRAIは「やりたかったのに諦めてしまったこと」「挑戦できていないこと」にもう一度向き合いたいと発言しています。退団はネガティブではなく、むしろ新しい自分を探すためのポジティブなステップだと捉えることができます。
退団までのスケジュールとラストマッチ
残り5大会の予定と対戦カード
退団発表後も、MIRAIは10月13日後楽園大会まで全5大会に参戦予定です。特に10月4日宇都宮大会では、デビュー時の因縁を持つ若手選手たちとの対戦カードが組まれており、彼女にとって大きな区切りとなるでしょう。
ラストマッチでの望む相手、桜井麻衣とのタッグ「ミライサク」
最後の試合は、パートナー桜井麻衣とのタッグ「ミライサク」での登場が決定。相手は野崎渚&CHIAKIの「ダークネス・レボリューション」。これまでの因縁を総決算する形で、ファン必見のカードとなっています。MIRAIは「笑顔で最後を迎えたい」と宣言しており、彼女らしい終わり方が期待されます。
MIRAIの退団がマリーゴールド、ファンに与える影響
団体の在り方への影響と後進育成
MIRAIは旗揚げから団体を支えてきた主力の一人。その退団はマリーゴールドにとって痛手であると同時に、若手にとってはチャンスでもあります。団体は今後、新たなスター育成に注力していく必要があるでしょう。
ファン視点での期待と不安
ファンの間では「退団は寂しいが、MIRAIの挑戦を応援したい」という声が多く聞かれます。団体を離れることは不安要素も大きいですが、それ以上に彼女の未来を見届けたいと願うファン心理が強く表れています。
MIRAIの今後の展望と可能性
フリーとしての活動? 海外挑戦も視野に
MIRAIは今後、フリーでの活動や他団体参戦、さらには海外挑戦も視野に入れていると語っています。国内で培った経験をベースに、世界でどのように戦っていくのか注目です。
“やり残したこと”の再挑戦
本人が強調する「やり残したこと」への挑戦。これまで抑えてきたスタイルや表現を解放し、再びプロレスの可能性を広げる姿を見せてくれるかもしれません。MIRAIの第二章はまだ始まったばかりです。
まとめ
MIRAIのマリーゴールド退団は、女子プロレス界における大きなニュースです。旗揚げから中心選手として団体を支え、タッグ・シングルともに存在感を発揮してきた彼女。その一方で、シングル王座奪取やリーグ戦での勝ち残りなど「結果」に悔しさを残してきたのも事実です。
今回の退団は、その悔しさを糧に「新しい自分を見つけたい」「やりたいことにもう一度挑戦したい」という前向きな決断。残り5大会、そしてラストマッチは、ファンにとって彼女の“集大成”を見届ける特別な時間になるでしょう。
マリーゴールドにとっても新しい局面を迎える契機であり、MIRAIにとっては新しい挑戦の始まりです。彼女の次の舞台がどこであろうと、多くのファンはその歩みを応援し続けることでしょう。MIRAI、ありがとう。そして、新しい未来へ羽ばたいてください。
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